日本大学医学部視覚科学系眼科学分野

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板橋病院
ぶどう膜炎

板橋病院
ぶどう膜炎

ぶどう膜炎

担当医:菅谷、大西
診察日:火曜日/午後 水曜日/午後(予約制)

「ぶどう膜炎外来」では、ぶどう膜炎を中心とした眼の炎症疾患について専門的に診察してまいります。
 ぶどう膜は虹彩・毛様体・脈絡膜の総称です。非常に血流に富んだ組織であるため眼以外の臓器の影響を受けやすく、免疫異常や炎症を起こしやすい組織です。 全身疾患に伴う眼の病気として発症することが多く、数ある眼疾患のなかでも特に全身的な検査・治療が欠かせません。
 ぶどう膜炎の代表疾患はサルコイドーシス・原田病・ベーチェット病ですが、その他にも50種類以上はあると言われています。 膠原病などの全身疾患の1症状として起きてくるぶどう膜炎や、結核・梅毒・ヘルペスウイルスなどの感染が原因であるぶどう膜炎もあります。治療も各疾患により微妙に異なるため、 まずは原因究明を行うことが大切です。一般的な眼検査に加え、眼科特殊検査である蛍光眼底造影検査や前房水PCR検査などを行い、採血・胸部レントゲン・ツベルクリン反応などの全身検査を実施し、 必要あれば他科と連携しながら精査をすすめてまいります。
 ぶどう膜炎治療は眼内の炎症を鎮静化させ、組織のダメージを最小限に抑えながら、再発を防ぐことが重要です。 点眼治療のみでは治療が難しく、内服や点滴による全身投薬が必要であったり、時に手術治療が必要になることもあります。
 大学病院は各専門科の揃う拠点病院であり、総合的な検査や治療が可能になる施設です。ぶどう膜炎は発症様式や治療経過も様々で、なかなか確定診断が難しい病気です。 加えて聞きなれない病名で再発・慢性化が多いこともあり、長引く経過に戸惑う患者さんも多いと思われます。 当院ではなるべく丁寧に説明し、患者様に寄り添った治療ができるよう心掛けてまいります。何かお困りのことがございましたら、どうぞご相談いただければ幸いです。

原田病(眼底写真)・蛍光眼底造影検査

OCT検査

虹彩毛様体炎

03-3972-8111 (2531)

〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30-1

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