日本大学医学部視覚科学系眼科学分野

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板橋病院
黄斑外来

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黄斑外来

黄斑外来

担当医:花栗
診察日:火曜日午後(予約制)

 眼をカメラに例えた場合、眼の奥に集まった光を投影する網膜は、カメラでいうところのフィルムの役割を果たしますが、黄斑はそのフィルムの中心に位置し、色や形の繊細な認識に重要な働きをしています。
この黄斑に異常がおこると、文字や線が歪んで見えたり、物が小さく見えたり、中心が見えにくくなり見たいところがうまく見れなくなるなど、日常生活に支障をきたしてしまいます。
黄斑に異常をおこす代表的な病気として、眼の老化が主な原因となる加齢黄斑変性があります。欧米では昔から中途失明の主因の一つとなっておりましたが、 日本でも食生活の欧米化や平均寿命の高齢化により患者様の数は増加傾向にあります。それに伴い発症の予防、症状の改善、進行の抑制などを目的とした治療法は日々進歩しております。
この他にも黄斑を障害する病気は様々あります。
当院では患者様の事情背景の丁寧な聴取や診察に加えて、眼底写真撮影、光干渉断層計(OCT)、OCT血管造影(OCTアンギオグラフィー)、蛍光眼底造影検査などの検査機器を用いて黄斑の病気を診断します。 さらに当院では眼血流測定装置(LSFG)も適宜併用し、眼循環の観点からも患者様のお役に立てるよう工夫して参ります。
治療は、通常では生じることのない微細な新生血管の発生が病気の原因となっている場合には、その新生血管の発生の原因となるVEGFという因子を阻害する薬剤を、適応に応じて眼の中に注射します。 また場合に応じて眼にレーザー治療を行うこともあります。
さらに患者様によっては発症予防の観点から、適切なサプリメントの推奨や生活習慣の見直しをアドバイスさせていただくこともあります。
患者様一人一人の症状や状況に寄り添い、適切な治療を行うことを心がけております。

黄斑外来

03-3972-8111 (2531)

〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30-1

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